栗田智仁のさくらんぼの話
はい!栗田智仁です。
さくらんぼの若い葉は、葉面からどれだけ水分を吸収するか。
新芽を切り取った枝は5分もすると柔らかい先端がしおれてきます。そこで、その枝の切り口より先を水に浸ければ(切り口は浸けない)、5分もするとピンとしてきます。葉面は思いのほか、水分を吸収するのです。したがって、水不足で元気がないときには、葉にも水をかけてやると早く元気になります。 実が色付く頃に、「霧によって裂果する」ということをさくらんぼ農家の方から聞きました。これは蒸散が少ない夜に何時間も葉に水をかけているのと同じ状態であり、葉面から水分を吸いすぎたことによって内部膨張圧に耐えきれずに裂果するのだと考えられます。
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